そんなハーブなお話

[ カリン、シナモンで心を鍛える!? ]

カリン:今、シナモンにはまってるの!あの独特の香りと、ピリっとした刺激がたまらない!(実は老化防止を期待している。ふふふ…)

ライム:お菓子やお茶にちょっと入っているだけで、食欲がわいてきますよね。パン、クッキーにハーブティー…ドーナッツも美味しいです〜。(・・・幸せそうなライム) クレープ屋でシナモン味を頼んだら、パウダーかけすぎで辛かったんですよ〜泣。

カリン:あはは、何事もほどほどに!よ。でもライムっていつも食べ物の話ばっかり(笑) (食いしん坊なんだから!それに私が前にライムが隠してた木村屋のアンパン半分食べちゃったこと、まだ覚えているし…)。 私はね、なんだか希望が湧いてくるの!…シナモンだけのお茶もいいのよ。熱々の濃〜いスパイスの香りにぐぐっとやる気が出ちゃう。

ライム:シナモンだけだと漢方のようで、体に効きそうな感じがしますよね。

カリン:うん、でも黒砂糖かハチミツを入れるとマイルドになって飲みやすくなるよ。

ライム:へぇ!風邪気味だし、シナモンティーをたくさんもらったので、さっそく試してみます。

カリン:そうそう、シナモンはね、風邪の症状だけでなく、心も鍛えてくれるの。ほら、私って傷つきやすいじゃない…

ライム:そ、そうでしたね。(…ん?落ち込んでるフリなら見たことあるけど…)インスピレーションを高めてくれるともいいますが、効果はどうでしょうか?

カリン:それはもう、私の仕事ぶりを見てれば一目瞭然でしょ!夢と希望にあふれているんだもん!

ライム:えぇ、それはもう…(毎度のことながら、その自信(勘違い)はどこからくるのやら…)それにしても、カリンの楽観主義は問題ありですよね〜。 (だって、現実を把握していないんだもん(笑))

カリン:そうかしら?…ま、いいじゃない。(ライム:ほら、でた(笑))


[シナモン Cinnamon]
学名 Cinnamomum verum J.Presl

シナモンは熱帯に生育するクスノキ科の常緑樹である。原産地は中国南部、タイ、ベトナム、カンボジア、スリランカなど。 その樹皮が香辛料として使われるときはシナモンと呼ばれ、生薬として用いられるときには桂皮(ケイヒ)と呼ばれる。

世界最古のスパイスの1つとされ、紀元前4000年頃のエジプトで、ミイラ作りの防腐剤として使われた。 現在では生薬として多様されたり、様々な料理のスパイスとして使われ、お菓子作りやお茶など、日常的に広く使われている。

効能は消化を促すので消化不良や下痢によい。血行を促し体を温めるので、冷え性に最適。また、殺菌作用もあるので風邪などウィルス性の感染症にもよい。 アロマテラピーでは精油もあるが、かなり刺激が強く取り扱いに十分注意が必要。 スティックやパウダーの方が扱いやすいので、こちらがおすすめ。少量で十分なので、様子をみながら少しずつ使うとよい。

シナモンとニッキは混同されることが多いが、同じクスノキ科ではあるが種類の違う近縁種である。ニッキとは日本で栽培されている日本肉桂のこと。 樹皮に香りのあるシナモンに比べ、ニッキは香りが少なく、根の皮に強い香りがある。