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◎書籍の紹介

《とっておきのバスタイム》
植物の力でキレイ&元気になる! アロマ・ハーブ・和の素材・フラワーレメディのバスレシピと手作りボディケア・コスメを紹介した本です。
著者:河野典子
発行:誠文堂新光社
価格:1,365円(税込)
お風呂の四方山話
水垢離、禊って?

お風呂のはじまりって?

しめし合わせたわけではないけれど、世界中どこでもお風呂のはじまりは海や川や、泉の水などを利用した水浴です。はるか太古の昔、傷を負った獣たちが水でその傷を洗う姿からヒントを得たと言われています。

古代人にとって“水は聖なるもの”。体を洗うということは、清潔にするというよりもむしろ、心を洗い清める(あるいは傷や病を癒す)、といった儀式や信仰、宗教などに関連付けられたものでした。

日本でも水垢離、水行などと言われ、神仏に祈願するために、その前に穢れた自分自身を清めるために心身を水で清めたのだそうです(川や滝で行う場合は水垢離、海では潮垢離、温泉の場合は湯垢離)。 この清めの行をすることを「垢離を掻く」といいます。神道でいう禊のことです。

禊は身の穢れを削ぎ落とすという身そそぎ(みそそぎ)の意味で、もともとは海水によるものだったようです。イザナギが黄泉の国から逃げ帰ってきたときに、海に入って身を清めたことからはじまったとされています。

古来から水には穢れを洗い流す神聖な力があるとされていましたが、他界に通じると考えられていた海水は、特に洗祓力があると信じられていたようです。

川の水も海水が満ちて上がってくるという意識から、海が近くにないところでは川でも禊が行われるようになり、井戸も他界に通じるという意識からやがて井戸水も禊の水に使われるようになったようです。

なるほど塩が“盛り塩”などで使われるように、浄化の力があるとされるのは、そういうことだったわけ、です。嫌なことを、“水に流しましょう”というのもなるほど、なるほど・・・。

となると、やっぱりお風呂は毎日入るべき。

そう、毎日お風呂に入って、清潔になりながら、リラックスして、嫌なことは水に流しましょう

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