男が女の人の裸を覗き見たいという心理は、今も昔も変わらないようで・・・。
その昔、江戸の銭湯はすべて混浴だったとか。やがて混浴がなくなり女だけの女湯ができると、急に増えたのがなんと「のぞき」。
そんなのぞきの常習犯である“覗き魔”や、好色の“変態”のことをいわゆる「出歯亀」とい言いますが、これは明治の終わり頃強姦致死罪で捕まった池田亀太郎の名前から、とって言われるようになったそうです。
亀太郎は覗きが趣味で、何度か女湯を覗いているのを見つかって捕まっていたようですが、とうとうある夜女湯から上がってきた女性の後をつけて強姦殺人を犯してしまい、逮捕されることに。
亀太郎の特徴はその名の通り出っ歯で、あだ名は出歯亀(でばがめ)。 このセンセーショナルな「出歯事件」をきっかけに、この種の行為をする覗き魔・変態たちは出歯亀と呼ばれるように・・・。それにしても、せっかく親がつけてくれた名前、なんと不名誉な形で後々まで残るとは。
それにしても、亀太郎はもちろん男だが、女の亀太郎もいるのだろうか・・・。