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◎書籍の紹介

《とっておきのバスタイム》
植物の力でキレイ&元気になる! アロマ・ハーブ・和の素材・フラワーレメディのバスレシピと手作りボディケア・コスメを紹介した本です。
著者:河野典子
発行:誠文堂新光社
価格:1,365円(税込)
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諸葛菜

[諸葛菜]
学名:Orychophragmus violaceus
和名:オオアラセイトウ

春先になると、道端や土手、空き地などに、群生して花を咲かせる姿をよく見かける。 花は知っていても意外と名前を知らない人が多いかもしれない。

一般的にはハナダイコン(大根と同じくアブラナ科、花が大根に似ていて美しい)の名で呼ばれる事がことが多く、ムラサキハナナ、紫金草(しきんそう)などの別名がある。

漢名の諸葛菜は「三国志」の登場人物である諸葛孔明(しょかつこうめい)が食用に栽培を推奨したため、その名がつけられたとする説がある。

中国原産で日本には観賞用または油を採取するために、江戸時代に輸入された。 ヨーロッパ南部にも帰化しており、エリザベス朝時代には花の芳香がすばらしいため、貴婦人たちがこぞって寝室などに活けたという。

1年草だが繁殖力がとても強く、種が散布され同じ場所に定着しやすく、空き地などで群生するのをよく見かける。

花期は3〜5月で薄紫や紫色の小さな花(よくみると、細い文様がある)をつけ、高さ20〜60cmまでの直立する茎をのばす。

群生する姿は、みごとな紫色の絨毯を敷きつめたようにも見え、とても美しい。 素朴で馴染み深い姿が、子供時代に思いを馳せ懐かしさを感じさせる。

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